47 名前: 名無しさん@そうだドライブへ行こう 03/04/01 17:02 ID:u/v2Qozn
16 :元ワークス勤務 :03/03/30 22:42 ID:KMR8LpWf
おもに>>12へのリプライだが、国産がなぜ遅いのかを一般論を交えて言う。
16 :元ワークス勤務 :03/03/30 22:42 ID:KMR8LpWf
おもに>>12へのリプライだが、国産がなぜ遅いのかを一般論を交えて言う。
世の中には、チューナーと呼ばれるメーカーがある。
ベース車両のエンジンや足回り、エアロパーツを改造し、時には
過給器まで付加し、大幅にチューンを施して世に送り出すメーカーのことだ。
例えばメルセデスに対する、ロリンザー、AMG、ブラバス、
BMWに対するハルトゲ、フェラーリに対するケーニッヒ、ハーマンなどがそれだ。
だがしかし、これだけ日本車が世界に普及してるにも関わらず、
世界レベルで著名なチューナーが皆無に近いのはなぜか?
なぜRX7のチューナーが、ドイツやイタリア、アメリカに無いのか?
その理由はベース車両にある。
国産の多くの車両は、高速走行を行うように設計されていない。
大パワーを受け止めるだけの剛性が無い。
極太トルクを発生させてもシャシーが耐えられない。
48 名前: 名無しさん@そうだドライブへ行こう 03/04/01 17:02 ID:u/v2Qozn
17 :元ワークス勤務 :03/03/30 22:43 ID:KMR8LpWf
続き
ここがメルセデス、ポルシェ、フェラーリなどと決定的に違うところだ。
これらメーカーの車両は、大パワーを受け止めるボディ剛性に富み、
高速コーナー、超高速域での安定性を重視して設計されているからだ。
日本にもGT-R600馬力などというチューンプログラムがある。
確かに、トルクやパワーをアップすれば、加速感や最高速はアップするだろう。
だが、1年ももたずにシャシーや足回り、エンジンがボロボロになる。
使い方にもよるだろうが、半年たたずにオシャカになったという事例すらある。
つまり、国産の車両はコスト削減のため、部品を使い回し、耐性の低い
素材を使い、剛性の低いシャシー設計をし、様々な犠牲のうえに
「スポーツカー」などとうたっているだけなんだよ。
排気量やパワーリミットがあるからこそ、メーカーはその制限内でのみ
動作を保証すればよく、超高速域での安定性などは全くの保証外であるのだ。
250Km/hオーバーの、「速度が出せる」というのは、「安全に運転できる」
ということと同義ではない。
「国産だってチューンすればポルシェにだって負けない」という言い方は、
一理はあるものの、それは「本来持つべきではない性能を持たせている」
という、大きなリスクとのトレードオフなのだな。
国産スポーツはよく「スポーティカー」という言い方をされるが、これは
本来のスポーツカーと明確に区別されるための、皮肉と思われる。
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